車速パルス取り出し 2004.08.19更新
・車速パルスは、カーナビの精度をあげる為には必要不可欠なものですが、
キャブレター車のミゼにはECUなどもないので一苦労です。
・外付け(デンソー製)の車速パルス発生装置をミッション部スピードメーター
取付け部分に割り込ませて使用してします。
fig1 取り出し方法の検証
最近の車には大概ECU(電子制御ユニット)がついており、カーナビ取付けに必要な
車速パルスが取り出せるようになっていますが、ミゼ2のようなキャブレター車には
ついていないのが現状です。
そういう車にカーナビをつけようとすると下記の手段が考えられます。
-1 マグネット帯磁方式
マグネットバーによりタイヤを磁気化して、車体内に設置したユニットで検知するタイプ
・パイオニア(カロ) ND−PG1 ¥20,790円(税込)
http://www.pioneer.co.jp/carrozzeria/products/navigation/dvd_cybernavi/nd-pg1/index.html
-2 スピードメーター割り込みタイプ
スピードメーターケーブルの中間に挟み込むタイプ
・デンソー製 SENSER ASSY 068995−0030 ¥3,675円(税込)
http://www.rakuten.co.jp/iida/429146/429171/
・永井電子製 スピードセンサー No.6680-00 ¥13,440(税込)
http://www.nagaidenshi.co.jp/OTHER/speedsensor_6680.shtml
-3 車速パルスはあきらめる
最近のカーナビは高精度、GPS測位のみでもOKさ!(強がり)
-3は論外として、-1はお手軽、-2は車体下に潜っての作業が必要となります。
hirokama的には車体下に潜っての作業は気にしない+DIY好きのため
-2が選択肢となります。
そんなわけでコストパフォーマンス的に優れたデンソー製をチョイスしました。
fig2 でもちょっと待て! ナビゲーション側の検証
デンソー製のスピードセンサーは電源が不要のタイプです。
そのため出力される信号は無電圧の為、ナビゲーションの機種によっては
検知ができず作動しないものがあります。
ナビ側がこの出力タイプに対応できているかどうかの確認方法ですが
ナビの車速信号線をボディの金属部分に触れたり離したりして、
パルス確認モードでパルスが出てると判断されればOKです。
※パイオニア製(カロ)はほとんどOKのようです。
当方の楽ナビDR-2000 もOKでした。
これでNGの場合は、IG(電源)信号が付加されている
永井電子製 or カロ・ND-PG1をチョイスするしかないようです。
fig3 取り出し位置概要
-1 スピードメーター取り出し部(ミッション部分)は
大体この辺の車体中央部にあります。
-2 車体下に潜るとこのように見えます。
丸印で示した部分がメーターケーブル取り出し位置です。
-3 更に拡大
メーターケーブルを取り外し、中間にセンサーユニットを挟み込みます
付属のキーシャフトは短いほう(15.5mm)を使用します
-4 丸印部分にアースを接続しています。
コード類(アース・信号線)はコルゲートチューブにて保護しています。
-5 取り回しは矢印のようにメーターケーブルに沿わせて、
熱源部分を避けて引き回しています。
車内へは、ウォッシャータンク上部部分の荷台床に開けられている
引き込み穴から通しています。(シーリング処理済)
車体のメータ読みとカーナビ情報では-2〜3km/hのずれがありますが、
ナビのフル機能(3次元測位)をつかえるのは気持ちがいいです。